地域情報化の「今」を探して
投稿日時: 2007年11月13日 (2236 ヒット)

「お知らせ」コーナーに記載しましたが、来る11/24-25日に、CANフォーラム創立10年記念シンポジウムを開催します! 24(土)の前夜祭では、これまでの歴史と現在を踏まえて、我々のリーダーである國領会長のお考えを聞き、本音で議論する場を持ちます。25(日)は多彩な分野からの参加者を交え、大いに議論し、新しいCANフォーラム、地域情報化の設計図を描いて参ります。シンポジウム後には交流懇親会も開催します。



詳細、申し込みはこちらから。どうぞふるってご参加下さい。



■詳細・申し込み



11/24(土)前夜祭詳細情報

11/25(日) 記念シンポジウム詳細情報

交流懇親会詳細情報


投稿日時: 2007年10月26日 (2105 ヒット)

日経地域情報化大賞を受賞した「鳳雛塾」。それを兵庫県丹波市でもやってみようという企画を進めています。


母体となるのは、丹波市で活動している経営者の自主勉強会「草莽塾」。こちらは自社の裏舞台をボッドキャストで送信することで自分の経営を振り返り、月一度の例会でディスカッションする、という活動を重ねています。


鳳雛塾と草莽塾。二つが出会うことで、どんな刺激があるのか。今から楽しみにしています。


ちなみに、こうした連携が可能になったのも、CANを通じて鳳雛塾のファウンダーである飯盛さんと出会ったから。地域情報化活動には、この事例のように、他地域での活動が伝播していくという現象がありますが、そうした連携の場として、CANに感謝しています。


投稿日時: 2007年9月30日 (2603 ヒット)

福岡県の東峰村に行ってきました。

昨年度から、住民ディレクター活動やインターネット市民塾、鳳雛塾というCANフォーラムでもおなじみのプラットフォームを、なんと人口2800人ほどの村に、同時に!導入させていただくというプロジェクトが進行しています。

ちなみに私は、去年は國領研究室の修士の学生として関与しておりましたが、今年は東峰村のプロジェクトも契機になって休職していたシンクタンクを退社。新たに起業して、コーディネータとして関わらせていただいています。

* 東峰村の挑戦についてはこちらもご覧下さい日経ネット時評 http://www.nikkeidigitalcore.jp/archives/2007/06/post_106.html

今回は、CANの運営委員でもある(有)プリズムの岸本さんによる住民ディレクター講座。受講生の方が、はじめて編集ソフトに触りながら、自分で撮影してきた映像を3分にまとめるというのがメインでした。びっくりしてしまったのが、「あっ」という間に3分にまとめられる方が多かったところ。しかも、拝見すると本当に見応えがある。窯元の方が、ご自分のお店を紹介したり、焼き物をつくる過程を、それこそ窯元ならではの情報含めて紹介されたり。 自分自身のこと、自分自身が一番よく知っていることを、ストレートに記録し、表現しているから、伝えたいことははじめから明確。だから編集にも時間がかからない。住民ディレクター活動の真髄を、また目の当たりにしました。

これらの様子は、10/25(金)に行われる全国過疎問題シンポジウムin福岡で発表いたします! さらにCANフォーラムも協力させていただいている「日経地域情報化大賞」の記念シンポジウムin新潟(11/2-3)には、東峰村から「東峰そんみん塾」(こちらはインターネット市民塾の実践グループ)の皆さんが来られます。(夜の部でご発表をいただきます)。

みなさまとも、いずこかでお目にかかれますでしょうか?


投稿日時: 2007年9月27日 (3218 ヒット)

 このところ「里山ウォークデイ」の準備に追われています。

 今年で5回目ですが、阪神圏を中心に毎年200名近い方々に楽しんでいただいています。当日は、決まったルートやスケジュールを設けず、受付で渡す地図を片手に、一日自由に集落内を散策できます。

 ザリガニ釣りや芋掘りのほか、民家の縁先でお茶をいただいたり、わらぞうり作りを教えてもらったりと、地元の人と交流できるのも魅力のようです。


 さて、この運営。毎年のこととはいえ、いろいろ気をつかいます。地域外を含めたボランティアで行っているのですが、こうした有志での取り組みって、地域では「好きなものがかってにやっている」といった見方をされてしまうんですね。

 でも、といっていわゆる自治会の公式行事にするのも反発されかねない。「日役」として運営にあたるとなると、みんな負担感を感じますからね。

 有志が地域のためにやってくれているんだから、もう少しあたたかい声がかかってもと思うんだけど、なぜでしょうね、このあたりが、ボランティア精神がまだまだ理解されない、ということなのでしょうか。


 そんなこんなありますが、運営側としては、毎年少しずつ進歩しているとも思います。

 当日はお客様から、「本当に里帰りしたよう」という感想をいただけるのが無上の喜び。都会育ちの子どもが増え、自然や農業を体験する機会が減るなか、こうした経験を通じて、心にふるさとを持っていただけたらと願っています。


里山ウォークデイ


投稿日時: 2007年9月27日 (1940 ヒット)

 近年、さまざまな忌まわしい事件や事故が私たちの暮らしに暗い影を投げ落としていますが、その原因のひとつとして、地域社会の人の関係性が急速に希薄化していることが挙げられています。少し前の時代まで、地域は助け合って生きる場でした。古くは奈良時代から日本における地域コミュニティは、単なる地理的な住民のくくりをいうのではなく、住民同士が地域のために自らの力を提供し合おう、と努力する者たちが紡ぎ出すネットワークだったのです。

 私たちの関係する「縁」には、「地縁」や「血縁」という生まれながらに離れられない繋がりと、これらとの関係を絶つ「無縁」がありますが、それらに続く第四の自由な縁「結縁(けちえん)」がありました。このような、支え合いながらコミュニティを維持していく日本人の知恵が機能しなくなったのは、明治維新以降の急速な西洋化の流れと、敗戦による価値観の変化、日本的なものや伝統的なもの一般の否定、そして科学技術の進歩によって社会の変化に、伝統的な縁が即応しなくなったためだと言われています。

 片や情報通信の世界には、Web2.0という概念が登場して「集合知」「情報編集」「つながり」などをキーワードとする新たな技術がインターネットの利用環境に大きな変化をもたらそうとしています。なかでもサイト上で経歴や活動などを公開しながら情報交流をするソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)は、若者を中心に支持を広げて急速に拡大しています。招待された知人関係だけの閉鎖的な環境を提供するSNSは、荒れるインターネットの中で信頼感が持てる空間を創造します。「地域SNS」は、これを限定されたエリアの住民同士の絆づくりに役立てようとして2005年頃から始まりました。

 現在、全国の300地域以上で運用が行われており、2007年8月31日には、神戸市の兵庫県公館に約550人もの地域SNS関係者を集めて「地域SNS全国フォーラム」を開催し、活発な議論や意見交換を行いました。各地のSNS主宰者が初めて一同に介する機会は、今後の展開に大きな影響を与えるものとなり、また一般にも認知を高めるイベントとなりました。

 フォーラムでは、結縁ネットワークの仕組みを巧みに取り入れて、信頼性の高いと安全安心な空間を創ることに成功した「ひょこむ」が注目を集めました。開設1年にあたる今では、世代や性別を超えた約3千人の利用者が、ネット上の交流を契機として、実際の地域活動や協働作業を活発に展開しています。バーチャルなツールがリアル社会の時空を埋める効果をもたらしているのです。日本人が育んできた伝統的な知恵が、今科学技術の手を借りて再び私たちの手元に、大切な「人と人の絆」を蘇らせるのではと期待されています。

地域SNS「ひょこむ」


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